2022年2月12日(土)に開催される「キャリアディスカバリーフォーラム in 大阪」の参加ベンチャー企業をご紹介いたします。参加ベンチャー企業は、医療、健康、アグリ、環境、サステナビリティ、フード、ものづくり、生物コミュニケーション、サイエンスコミュニケーション等の分野で研究開発を推進し、新たな社会を作ろうと関西圏で活躍するベンチャー企業です。
参加する若手研究者の皆様には、参加企業と自身の研究を起点にしつつ、参加企業が設定したテーマのもとでディスカッションを行い、新たな研究・プロジェクトのアイデア、自身の研究経験を活かしたキャリア等について考える機会としてご活用いただければと思います。
<参加企業>※随時更新いたします。
畑で起きている現象を科学でHackし、農業(技術)をより生産的に。 しゃべらない植物の声を聞くことで、農業をサイエンスフルにアップデートしたい!という思いで、植物用聴診器としての樹液流センサを世界中の農地に普及させようとしています。生理がわかれば打つ手が変わる。植物のお医者さんに興味がある方いませんか?
株式会社イヴケアでは、科学的なエビデンスに基づいたストレスに対する評価とケアの実践により人々のウェルビーイングを支えるサービスを提供しています。毛髪中に蓄積されたストレス関連ホルモンの測定技術により、生活習慣の中で積み重なった「長期的なストレス」の評価が可能となりました。これにより、これまで見落とされがちであった「自分が気づかないうちに蓄積された潜在的なストレス」の検査も可能です。誰もがストレスを力に変えることができる社会の実現を共に目指し、ヒトに関するデータの取得・分析や心理指標の開発、心身に対するケアに関心をもつ仲間を求めています。
大阪ヒートクール株式会社は、ペルチェ素子を用いた温冷触覚インターフェースによって「温冷提示」という価値を創造し、人と機械、人と情報の新しい関係性を提供します。現在、機械が人間に与えることのできる情報は視覚と音に限られています。味覚、嗅覚、触覚にアプローチすることで、スマートフォンを超えたイノベーションが見えてきます。触覚とは、皮膚から伝わる圧力と温度です。圧力は振動素子、圧電素子、超音波で再現できますが、温度の再現には課題があります。温度を再現するインターフェースを確立することで、触覚を完全に再現することができるのです。温度という新しい価値観を通じて、生活の質の向上を目指します。
CRUSTは、循環型経済への信念に基づき、まだ食べられるのに捨てられる予定の食材を価値あるものにアップサイクルして、外食産業や小売業のパートナーに飲料を提供します。独自開発したCRUSTビールやノンアルコールのCROPのようにおいしくSDGsに貢献できる商品を作ります。
株式会社AutoPhagyGOは、オートファジ―研究の成果を産業活用することを目的に設立された大阪大学発バイオベンチャーです。細胞内の物質や構造を分解して、細胞を再生する、「オートファジー」。2016年に東京工業大学 栄誉教授の大隅良典氏がノーベル生理学・医学賞を受賞した、日本が世界を牽引する研究分野です。細胞の新陳代謝を促したり有害物を排除したりできるため、老化の予防や老化関連症状を改善させる食品の開発や、老化関連疾患の治療を行える可能性があると期待されています。オートファジーに関する研究開発と社会実装をサイクルさせるオープンイノベーションプラットフォームを実現し、既に計10社の企業と委託・共同研究を行っています。
株式会社ノベルジェンは、遺伝子工学 X 微生物微細藻類学 X バイオインフォマティクスで、環境問題-特に微細藻類でマイクロプラスチック問題を解決する事業を起こしています。次の世代に豊かな環境を残すというのは当然のビジョンですが、SDGs事業-水処理技術や次世代タンパク質生産技術による非常に大きな新規産業を起こす可能性も秘めています。すでに微細藻類によるマイクロプラスチック除去技術を特許化し、PCTも含め多数の知財も出願中です。大学発ベンチャーとしてスタートアップ総合支援プログラムやムーンショットプロジェクトなどに関わる実績を持っており、研究者や経営者候補を求めています。
競争的資金の研究課題データやプレスリリースを集積した日本最大級の研究データベース「日本の研究.com」を運営しています。データの活用やメディアとしての展開を起点に、研究と社会をつないでいきたいと考えています。今まで以上に研究者がヒーローになる世界を一緒に構想しましょう。日本の研究.comに興味のある方、研究を社会に伝える仕事に関心のある方、URAや産学連携に携わる研究者の仲間を求めています。
私たちは、「音環境分析で人も生物もあらゆるコミュニケーションを豊かにする 」をテーマに挑戦しています。話し合いの見える化サービスの開発や、営業の仕組み作りにチャレンジしたい方を大歓迎します。また、生物コミュニケーション大作戦では、生物コミュニケーション分野で次世代の研究者を育てながら研究を推し進めたい若手研究者を探しています。 私たちは小さなチームで、代表取締役からアルバイトまでが忌憚なく議論し業務を進めています。人や生物のコミュニケーションに関心がある方は、ぜひお話しましょう!
私たちは検体検査のプロセスを変えるチャレンジャーです。 検体検査を容易にする革新的プラットフォームを提供し、すべての人の健康と福祉に貢献するという夢があります。唾液や血液などの液体バイオサンプルを固相化するUBiSSⓇカードを使い、常温でのバイオサンプルの採取、輸送、処理、保管するシステムを構築中で、若手研究者を募集中です。「リキッド・バイオプシーの日常化」に資する研究開発をテーマにお話ししたいと考えています。
リバネスは、「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念の下に集まった研究者集団です。サイエンスをわかりやすく伝えることを強みに、教育・人材・研究・創業の4分野に焦点を当て、様々な事業に取り組んでいます。当日は、対象に合わせてサイエンスをわかりやすく伝える「サイエンスブリッジコミュニケーション」を用いて、大阪からどのようなサイエンスを発信できるか、議論したいと思います。
【キャリアディスカバリーフォーラム in 大阪】
日時:2022年2月12日(土)13:00-16:00
場所:大阪科学技術センタービル(大阪市西区靱本町1丁目8-4)
アクセス:地下鉄本町駅、肥後橋駅より徒歩5分
参加対象:学生、若手研究者、ポスドク、社会人研究者 等
内容:オープニングセッション、参加企業によるピッチ、ブースセッション
詳細:https://cdf.lne.st/forum/2022osaka/
【キャリアディスカバリーフォーラムとは?】
「研究者の新しい生き方(新たな活躍の場)を発見する」をテーマに、若手研究者と企業が一堂に会する、日本で唯一のイベントです。博士・修士・ポスドク・社会人研究者など研究から世界を変える熱い思いをもつ研究者を募集しています。本イベントをきっかけに、参加企業との共同研究や、継続した研究や取り組みに関するディスカッション、インターン、採用などにつながっています。
【お問い合わせ】
株式会社リバネス 人材開発事業部(担当:仲栄真)
Tel:03-5227-4198 / Mail:[email protected]