2021年3月20日(土)、センターオブガレージにて研究者として生き抜く道を開拓する場「キャリアディスカバリーフォーラム2021春」を実施しました。
本イベントは、企業と双方向のコミュニケーションを行うことで、ビジョンの一致を図り、研究者が企業と関わりながら研究者として生き抜く道を開拓する、新しい関係性を築くことを目指して、開催されました。
本イベントでは、各領域から研究開発から世界を変える企業、研究者の活躍の場を創出する企業5社と、リバネス研究費を申請してくれたアクティブな若手研究者22名の、研究ディスカッションが行われました。双方の研究について理解し、一緒に研究したいことについて議論することができました。参加者、参加企業からは「議論した研究を一緒に進めたい」という声が聞かれ、企業と研究者の新たな関係性を築く一歩目となりました。
<開会式・オープニングセッション>
「研究の軸を持つことが自分の道を作る」
開会挨拶の後は研究開発型ベンチャーとそれを支えるベンチャーキャピタルというフィールドで活躍する2名を迎え、研究者として持つべき軸やどのようにして道を開拓してきたのかについて議論しました。
<登壇者>
株式会社セルファイバ 代表取締役 柳沢佑氏
リアルテックホールディングス株式会社 取締役社長 藤井昭剛ヴィルヘルム氏
モデレーター:株式会社リバネス 執行役員/株式会社NEST iPLAB 取締役 高橋宏之
<キャリアディスカバリースプラッシュ>
参加企業が自社の挑戦について1分間で語るキャリアディスカバリースプラッシュを行いました。参加者は、このピッチを見ながら行きたいブースを決定しました。
<ブースセッション>
ブースセッションでは参加者が自分たちの研究を紹介するとともに、その先に目指す世界について議論しました。参加者同士や企業の方からの質問やフィードバックを受けて研究の発展アイデアや進め方の選択肢が広がりました。
企業名 | ブーステーマ |
株式会社池田理化 | 新しく始める博士人材とのプログラムにどんな価値があると未来につながるか |
株式会社バイオインパクト | 理想の研究環境を実現するために研究者情報データベースを使ってできることとは? |
株式会社セルファイバ | 自分の研究がなんの課題解決に役立ち、どんなインパクトがあるのか、また私たちと一緒に実用化するとしたら何ができそうか。 |
株式会社プランテックス | 植物工場でどこまで植物の可能性を引き出せるのか? |
株式会社リバネス | 地球環境の課題を解決できる、もしくは評価できる「エコ」に資する研究とはどのようなものか。 |
<閉会式>
閉会式では、参加者と企業がそれぞれ当日のディスカッションを通して発見したことや、一緒にやってみたいと思ったことなどを発表しました。参加者の中には企業とのディスカッションを通して、自分の研究を実用化に展開していくための可能性や実用先が広がったという声もあげられました。
閉会挨拶では代表取締役副社長CTO井上 浄からの「自分の専門性を極めるのは当たり前。そこから新しいネットワークをつくり、自分にできることを歩一歩積み上げていくことが自分を創る。ここで出会った人と連絡先の交換をするなど、この先につなげましょう」というメッセージで締めくくりました。
3月27日には神戸でもキャリアディスカバリーフォーラムを開催しました。今後もこのような機会を提供してまりますので、是非ご参加ください!
<問い合わせ>
株式会社リバネス 人材開発事業部 [email protected] (伊達山)